2011年06月08日

iTunes Match @ 音楽

iCloudと言うか、その中のiTunes Match。これって考えてみたら物凄い変化の引き金かも。

iTunes Matchは、iCloudを利用する上で、iTunesで自分がリッピングした音楽も購入したモノと同じ扱いにするよって事だけど、CDを必ず購入したとも限らないし、場合によっては何処かからダウンロードしたモノかも知れない。それでも、年間24.99ドルを支払う事で利用出来る。大丈夫なのか?と思ってしまうけど、大手のレーベルがこのサービスをOKしたからには、24.99ドルの中からある程度の比率でレーベル側に支払われるって事だよね。そうなると、例え不正に入手した音楽ファイルを使っていたとしても、便利なサービスならば、利用者は24.99ドルを払い続け、利益を上げられるって事なんだろうな。

それから、もう一つ、このサービスの登場で、暗にCDや他のオンラインサービスで買うと、24.99ドル/年のコストが掛かるよと言っているようにも見える。iTunesのアイコンからCDが消えたように、CDその物を抹殺しようとしているようにも感じる。既にアマゾンなどのオンラインショッピングの影響で、近くの小さなCD屋さんは壊滅状態なのに、コレで遂に、大手の量販店からもCDは消えてしまいそうです。そうなるとレンタル屋さんもレンタルするモノが無くなるかもね。新譜は消えても、以前のモノは残りますが、一度レンタルして、iTunes Matchを利用するユーザーは、二度目のレンタルはない事になるので、市場として可成り縮小しそうです。もしかすると、iTunes Matchも考慮した価格になり、希少性のあるモノは、レンタルのコストは高くなるのかも。ビジネスモデルとして大きく変化しそうです。レアなCDだけをゆうパックみたいなモノを利用してレンタルする業者が登場する?(既にあったりして)

最後に気になるのは、中古市場。直ぐに大きな変化にならないかも知れないけど、物理的なCDは新譜のリリースは減り、以前のモノは、オンラインでのデータ販売やiTunes Matchの影響で、買い手が減り、中古品の流通が増えて、価格が暴落しそうな気がします。特に沢山売れたものほど。

iTunesの登場で、音楽の売り方自体が多く変化して、ここに来て、また更に大きな転換期を迎えた感じです。日本で直ぐにはじまるサービスでは無さそうなので、まだ数年は現状維持だと思いますが、3年後、5年後は、確実に今とは違う状況になりそうです。特に流通や小売りに関わっていたところは、更に厳しそう。

Apple - iCloud - All your music on all your devices.
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