WWDC 2010 < Mac

2011年06月07日

WWDC 2010 @ Mac

WWDC(Worldwide Developers Conference)が開幕しました。日本語で言えば世界開発者会議。でも開発者以外も盛り上がってますね。何故なら、色々とアップルの新しいモノが発表されるから。

今回は事前に情報が出ていた為、そのおさらいもありましたが、それにしても発表内容が多かった。中でもビックリしたが次期OS Lion(Mac OS X 10.7)だ。価格が29.99ドル。同一アカウントの管理下であれば、ふくすうのマシンにインストール出来てこの値段。しかもパッケージ販売無し。Mac App Storeでの販売のみ。つまりMac App Storeが使える環境でないと買えない。10.5以前を使っている人は先ずは10.6をインストールしてからでないと買えないって事だね。サーバーはアドオン形式で49.99ドルだったかな。これも安いね。以前は随分高かった気がするんだけど・・・。

機能的な事などは他のニュースサイトに詳しく書かれていると思うので書きませんが、一つだけ気になる部分がありました。VoiceOverの日本語読み上げにどうやら対応しているようです。VoiceOver自体は、日本語に対応してないわけではなく、スピーチエンジンが搭載されてないだけだったので、サードパーティのスピーチエンジンをインストールすれば使えていたようです。勿論、その分の出費が掛かっていたわけですね。でも、Lionの新機能紹介ページを見ていると、読み上げ対応のリストに日本語が含まれて居るではないですか！！iOSでは既に日本語読み上げのVoiceOverが搭載されていたので、Macに搭載されないのは変だなと思っていたんですよね。これでやっとMacでも使えます。VoiceOverは英語圏では可成り使われているらしく、視覚障碍者の利用率が増えているようです。システム環境設定でユニバーサルアクセスで、有効にするだけで使えると言うのも支持を得ている理由の一つなのかも。今後は、Lionのフルスクリーンアプリと組み合わせる事で更に利用者が増えると思われ、それが日本語に対応すると成ると、可成り状況が変化するんじゃないかな。今まで日本語読み上げの環境が限定的だったMacが直ぐに、様々な選択肢があるWindowsから置き換わると言う事は難しいかも知れませんが、大きな変化が起きそうな気がします。

WWDCでは他にも、iOS 5とかiCloudなど、大きな発表がありましたが、まだ分からない事も沢山あるので、気付いた時にまた何か書くかも。

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