2008年02月25日

螺旋状スクリーン @ 3D

ふと、裸眼立体視ディスプレイ(全周囲3Dテレビ)を螺旋状スクリーンとプロジェクタで出来ないかなと思ったので、既に実現している事例はないか検索してみました。

やはり、ありました。しかし、螺旋階段状になっているので、自分の思っていたモノとは少し違います。しかも光源はレーザー。自分が思っているのは、一般的なビデオプロジェクタをそのまま使えないかと思ったので、アプローチが可成り違います。やはり立体ディスプレイはカラーが良いよね。

レーザアプリケーショングループ
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ただ、問題があります。普通のビデオプロジェクタを使ってしまうと、螺旋状のスクリーンではピント(焦点)がずれるはず。それにレーザーのように直線的に投影できないので、位置もずれる。この辺の問題をどの様に解決するかが非常に重要ですね。距離によって投影位置がずれる問題は、事前に映像を加工するなどして、プロジェクタに送る前に処理すれば何とかなりそう。問題はピント。こればかりは事前に処理云々の問題はないので、物理的に加工する必要がありそうです。特殊なレンズを作るか。投影距離を反射して均一化するか。・・・何れにしても結構厄介かも。

あと、映像と螺旋状スクリーンの回転を同期させる必要があるのですが、これは回転している方にセンサーを付けて、その情報をパソコンに入力して、それに応じた出力になるようにすれば比較的簡単かな。センサーも安価に出来るので、安定して回転するならば、頻繁に回転数などの情報を送る必要もないので、パソコンとの通信スピードもあまり問題にならないと思います。プロジェクタのフレームレート次第では具合悪くなるかもしれませんが、スクリーンの回転数を高精度でコントロールしてパソコンとの通信は殆ど無しにすれば、安定するかも。

よく考えたら、素材を実写にする場合、これも結構厄介かもしれないですね。動画の場合、ビデオカメラが大量に必要かもしれません。数が少なければモーフィングすれば良いのかもしれませんが、この辺は実験しないと分かりません。<誰か費用を出して下さい。(笑)

ちなみに全周囲(360度)の立体視ディスプレイは、日立が似たようなモノを作っています。これは確か平面の板が回転するタイプだったと思います。投影は複数のプロジェクタを使っているようなので、撮影のカメラと、投影のプロジェクタの数が同じに出来て、コストも安く、撮影や加工も簡単そうです。撮影は兎も角、投影する1つのプロジェクターが、一つの方向に対応しているので、ギャップ(360度÷24)が気になる気がします。螺旋状にすると中心軸が気になると思うので、平面を回転するタイプの方が良いのかなぁ。

HITACHI : ニュースリリース : 360度どこからでも見ることができる立体映像ディスプレイ技術を開発
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円筒形の中に表示装置を入れる事を前提にするならば、偏光フィルターとか仕切り板を円筒の周囲に付けて、何らかの表示方法を円筒の中に仕込むという方法もあるのかも。静止画だったら、プリント技術次第で何とかなるかも?

まぁ、でも、360度の全周囲ディスプレイが必要な場面は多くないだろうか、この様なモノは技術的なアピール以外には役に立たないかも。将来的には、ディスプレイの形態すらもないかもしれないよね。カメラで見ている人の顔を認識して、左右の目に直接レーザーのようなモノで投影すれば、完全に裸眼立体視に成りそうな気がします。コンタクトレンズがディスプレイになるような技術もあるみたいだし。今のディスプレイの形態は数十年後には無いかもね。

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