2009年11月15日

JASRACに激怒するなら @ 音楽

下記の話に関係なく、一般的に、JASRACに激怒するなら、まずはJASRACに自身の楽曲の著作権を管理して貰わなければ良いんじゃないの?って思うわけですよ。特にロックをやっている人は、反社会的だったり、反骨精神の部分は有るべきだと思うので、長いものに巻かれる様な音楽で有る必要はない。インディーズだったり、自主製作でも良いじゃん。JASRACに管理されているなんて変だよ。暴走族が、法定速度を守っている様なモノかな。と思ったり・・・。

ココまでは、JASRACに対して不満を言っている人に対しての私の感想。

で、下の記事で紹介されている事に関してですが、どうも発端のブログを少し読んでみた限りでは、著作権料を貰う側と、払う側(店)の両方の立場って有るんだけど、何だか変。こうなる前に、演奏者としての自分が払う側、作曲者としての自分が貰う側というケースを経験しているはず。その時点で疑問に思わなかったのだろうか?個人的には、初めてシステムを知った時に凄く疑問に思ったし、現在でも不思議な事になるなとは思ってます。

それから分配の方法ですが、統計学に基づいているんですよね。これも仕方がないでしょ。全てのCDプレーヤーや再生機に、再生中の楽曲を認識させて、一つ一つデータ収集しても、実際にはステージで演奏したモノとか、機械的に収集する事は無理。一方、カラオケや着メロなどは、データを取っているので、数字がハッキリと出る。それとモニターが提出した資料。これらを組み合わせて統計学的に分配するしか、効率的にある程度公平さを持って配布する方法はないと思います。ココにかみついてしまったら、膨大な労力が掛かり、著作権者に分配する報酬は更に減ると思いますよ。昔ほど、データ収集に労力が必要の無くなった現在、JASRACの取り分と、著作権者の報酬比率は見直すべきなのかもしれませんが・・・。

最初の話に戻りますが、本当に不満ならば、JASRACに管理して貰わなければよいと思います。著作権の管理を他に任せなければ、ピンハネもない。ライブで自分の曲を演奏しても、何処にどの様に分配されるか分からないお金を払う必要もない。すっきりするでしょ。しかし、他の人が自分の曲を演奏しても、個別に著作権料を払って貰う必要があり。その手間は、相当なモノだと思います。自分の作品を他人に管理して貰うところに自身が怒りを感じるのだとすれば、利益が薄くなっても私は後者を取りますけど、おそらくは、一般的には、後者の選択をしないでしょうね。

私としては、JASRACを擁護するつもりも、批判するつもりもありませんが、この様な仕組みを作り上げたのは、その仕組みを利用する人たちも関わっている事を理解すべきだと思います。

本当に悪いシステムだと思うならば、裁判を起こして貰いたいです。個人的にも、どの様な判決になるのか非常に興味があります。何かモヤモヤしつつ、裁判まではと思っている人も居ると思うので、集団訴訟でも何でも良いと思います。何らかの形で、結論を出して欲しい。実際に、独禁法の問題もありますし、裁判になるなどして話が大きくなれば、おそらくもっと理解が増したり、もしかするとより良い方法に導けるかもしれないので、行動を起こして貰いたいです。双方共に和解などせず、三審まで行き、最後まで議論を尽くして、判決にいたって欲しいなぁ。

将来的に、独禁法の問題をクリアするには、大きな管理団体が複数存在する必要がありますから、組織を幾つかに分けるのか、何らかの動きは必要ですよね。データ収集する組織を複数に分け、著作権料の分配をする組織が複数有れば、多少は、今よりは良くなるのかな。一括管理している現在よりは複雑になるけど、著作権者は自分の作品を管理して貰うわけだから、そのくらいの勉強はして貰わないとね。管理団体が複数有れば、不満があれば、移管したり出来て良いじゃないですかね。

「ヤクザのみかじめと同じ」人気ドラマー・ファンキー末吉がJASRACに激怒! - 日刊サイゾー
>>関連リンク

ファンキー末吉とその仲間たちのひとりごと
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