2008年08月27日

FTIRとOpenCV @

FTIRを使ったマルチタッチインターフェイスに興味があるのですが、プロジェクターと組み合わせて実現されているケースが殆どで、そのプロジェクターにコストの大半が掛かります。流石にこの為だけにプロジェクターを買えないので、少し考えてみました。実現可能かどうかは分かりませんが・・・。

タッチパネルにクリアなアクリル板を使うので、赤外線だけでなく、可視光も透過します。と言う事は、カメラで反対側を撮影する事が可能。だったら、タッチパネル越しに、テレビなり、パソコンのディスプレイなりを配置すれば良いのではないか。しかし、このままでは見ている人の頭の位置によって、操作する指を置いた部分と画面上のオブジェクトにずれが生じる。そこで登場するのがOpenCV。こいつで頭の位置を検出して、補正を掛ければ、結構良いところまでいけそうな気がします。しかし、まだ問題があります。両目の距離。この視差が細かな操作を要求した場合に、問題になりそう。それから、操作中に頭を動かすとタッチしているポイントが動いたときと同じ結果になるのでこれも問題になりそう。

Multi-Touch Interaction Research
>>関連リンク

考えてみれば、タッチパネル越しはテレビやパソコンのディスプレイでなくても良いんだよね。むしろ、リアルな世界を映し出して、OpenCVと組み合わせ、プロジェクターでオーバーレイして情報を表示すれば拡張現実(AR)の表現が出来ますね。

一番実用的な場面としては車かな。それから、展望台。展望台で見ている景色の気になるところをそのままタッチパネルに触れて、情報をオーバーレイする。面白そうな気がします。でも、OpenCVで頭部を検出して補正すると、情報を表示する位置が問題になるので、複数の人で見られないのがちょっと問題かな。レンチキュラーレンズとか視差バリアを使って、見る位置によって表示を変えれば、克服できそうですが、これはこれで可成りコストが掛かりそう。個人のレベルで開発は無理。そもそも見る位置で表示が変化するようにする位ならば、OpenCVで頭部を検出する意味もなくなる。(笑)

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