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AquesTone2のMac版がリリースされていたので試してみた。

まず、自分の環境だとVSTに対応したDAWを現在使ってないため、アプリ探しから始める事に・・・。幸い、最初に見つけたMuLab Freeが今回の目的にはちょうど良く、何よりも無料だったので、MuLabを使って試してみました。

当初、MuLabの使い方が分らず、コントロールチェンジの入力で悩んだのですが、List Editorで入力出来る事が分りMuLabとAquesTone2だけである程度の事が出来そうです。以前、CrossOverを使ってUTAUを試してみた事が有るのですが、個人的には快適な環境です。

歌の音質に関してですが、AquesTone2の場合、シンセサイザーの様に幾つかのパラメータで声質を変えられる為、この点も良いですし、何よりもリアルタイムに鍵盤で歌わせる事も出来るのが良いです。自分で演奏しながら入力する場合に凄く助かりそう。

使い方はAquesTone2のサイトにPDFも有りますし、藤本健の“DTMステーション"でも紹介されているのでここで細かな事は書きませんが、MuLabを使った場合の注意点としては、ピアノロールでノートの入力を行った場合、同じ音程で隙間無く入力すると、最初の音のノートオフが、次の音のノートオンよりも後に成ってしまって二番目の音が発音しないって問題が有りました。シーケンサーとしてどうなのよ？って感じですが、フリーだし、有料版もそれほど高くないので仕方ないのかな。発音が変だなと思ったら、List Editorで確認してみると良いと思います。コントロールチェンジ(CC)の入力に関しては、AquesTone2の操作パネルの下半分に関しては、特別な認識をするのか、MuLabのメニューに見えたりするのですが、歌詞の切り替えに関わるCCは見えないので、公式サイトのPDFに書かれてあるMIDIインプリメンテーションチャートを参考にList Editorでで入力します。CCの#49の値(Value 2)が歌詞を書いたテキストデータの行番号-1に成るので、1行目だと#49の値が0に成ります。ノートオンの少し前に入れておけばOK。

MuLabで歌わせて終わりだったら以上で終了ですが、私の場合、基本的にREASONを普段使っている関係上、そちらに持って行かない事には話に成らない。MuLabのSESSIONメニューの中に、Mixdown Audioという物があるので、こちらからオーディオファイルに書き出しを行います。MuLab自体は16ビットと32ビットの書き出しに対応している様なのですが、Free版の場合、32ビットで書き出してしまうとノイズが入ってしまう様です。その他、Free版はトラック数の制限を超えた場合にも音量が下がったりノイズが入る様になっているので、最初トラブったのかと焦りました。w

書き出しが出来ればこっちの物。(笑)　REASONで料理し放題なので、エフェクト掛けたりして色々遊べます。比較にするのは仕組みが違うため、あまり良くない気もしますが、UTAUと比べて、音質的にも扱いやすいかな。サンプリングした音声をもとにしたモノだと音程を変化させた時点で、艶っぽさが無くなったり、ざらついたりするのですが、AquesTone2はシンセサイザーみたいな物なので、その辺の劣化が起きない感じ。後で色々エフェクト掛けても、掛が良いし、過激に処理しても声っぽい感じが結構残ります。個人的には物凄く使いやすい。

まだ、少し触った程度なので、間違った認識も有るかもしれませんが、ファーストインプレッションとしてはこんな感じです。今までMacでこの手の物は殆どないに等しかったので、AquesTone2のMac対応は非常に嬉しい限りです。ただ、欲を言えば、VSTだと個人的にはちょっと不便なので、REASONのRack Extention(RE)版が欲しいな。AUとかスタンドアローンでも良いかなと思いましたが、AUだとGarageBandを起動しなければ成らない事になるので、それだったら、MuLabで十分かなとも思うので、現状がベターなのかもと思ったりもします。リアルタイムに演奏して遊ぶならば、スタンドアローン版でも良いかなと思いましたが、これもシーケンサー機能が無い状態だと自分の使い方では使用頻度低いかも。RE版でないならば、VSTで十分かな。

MuTools.com
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フリーのVSTi歌声合成ソフト、AquesToneが大幅に進化していた! - 藤本健の“DTMステーション”
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AquesTone2 - 歌唱合成VSTi
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歌声合成ツールＵＴＡＵ サポートページ
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